IT業界をしらべてみたら♪

情報系の大学を卒業し、IT業界に飛び込んだものの、まだまだ知らないことが多い点も多く。。。 自分の勉強のために、IT業界のことについて調べたことを備忘録代わりに綴っていきます!!!

ソーシャルメディアがテレビを超える時代がついに到来!!

「広告、宣伝といえば、テレビや新聞が最も連想されてきた時代」というのは、もう古いのかもしれません。

 

スマートフォン所有者の増加に伴い、テレビの視聴率の低下は著しく、1980年代には2030%もの視聴率があった時代は変化し、現在では10%台を確保すれば、高視聴率と言えるほどなってきており、テレビの視聴率は低下の一途をたどっており、もはや莫大な宣伝費を支払ってまでテレビの宣伝を打つ効果も薄くなってきていると言えます。

 

時代の流れをいち早く察知し、テレビCMを全く打たず、大半のプロモーションをデジタルで実施した企業を見つけました。

2015年にボタニカルシャンプー・トリートメントを発売して以降、20186月にはシリーズ累計出荷5000万本を突破し、資本金も100万から2億円の増資を実現し、今まさに急成長を遂げている、

「株式会社I-nehttps://i-ne.co.jp/)」です。

 

テレビCMの代わりに、株式会社I-neBOTANISTの宣伝に採用したのが、「Instagram」です。

Instagramスマートフォンのカメラアプリで、撮影した写真をその場で加工しアップできるSNSであり、世界で8億人、日本国内でも、

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  ・20156月時点: 810万人

  ・20164月時点: 1,000万人

  ・20182月時点: 1,706万人

(参考資料:https://www.uniad.co.jp/260204

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と急増の一途をたどっており、主に20代の女性ユーザーに指示されています。

 

Instagramの特徴は?」と訊ねると、「Instagramはインスピレーションを与えることができるメディアだと考えています。言葉ではなくビジュアルで、ブランドが伝えたいことを右脳に働きかけられる点で強い」と言います。

(参考資料:http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1809/12/news027.html

 

ブランドの世界観を伝える動画や写真を積極的に投稿し、コメント欄ではフォロワーとの交流も活発にすることで、テレビではできなかった双方向のコミュニケーションが可能となります。

 

また、20186月にInstagramに追加された「ショッピング機能」により、

今までは、、、

テレビCMを見る ⇒ 商品を検索する ⇒ 商品を購入する

という流れでしたが、この機能を取り入れることにより、、、

Instagramを見る ⇒ 商品を購入する

といったように、検索の手間を省き、よりスムーズに良いと思った瞬間にECサイトにワンクリックでアクセスして購入できます。

 

さらに、テレビCMでは主に日本国内にしか放映されておらず、テレビCMを目にするのは日本国内にいる方のみでしたが、Instagramの世界ユーザー数は8億人であり、8億人全てが宣伝を見ることができ、ECサイトから購入できる可能性を秘めており、マーケットの大きさも今までの比ではないことは明らかです。

 

スタートアップ企業であっても、今後ソーシャルメディアを効率良く活用することにより、成功するチャンスは以前と比べ、格段に上昇していくのではないでしょうか。

 

BOTANISTについてはこちら: https://i-ne.co.jp/

いつでも、どこにいても、安心して最先端の医療が実現する時代の到来!!

もうすぐ10月となり、毎年恒例のインフルエンザの予防接種の時期がやってきました。昨年はワクチンの数が少ないとニュースになったことから、今年は早めの受診を考えている方も多いのではないでしょうか。

 

インフルエンザにかかった際に、綿棒で鼻をぐりぐりされる検査。実はこの検査の精度は、60パーセントしかないのだそうです。。。

高熱に襲われながら病院にいって、再診を告げられるのはできる限り避けたいですよね。

 

そんな医療の現状を"医療×IT"で解決しようと動き出した企業があります。

201711月に創業した、「アイリス株式会社(https://aillis.jp)」です。

 

実はすでに、上記の検査以外でインフルエンザを99パーセント判定できる技術が論文で発表されています。のどの腫れに着目した方法で、インフルエンザは他の病気と比較して、その腫れ方とは形状や色調が明らかに異なるのだそうです。

ただし、視覚で見極める必要があり、専門医の熟練した医療技術が必要だという壁にぶつかりました。

 

そこで考え出した答えが、"医療×IT"でした。

 

皆さんは、ディープラーニングという技術をご存知でしょうか。

ディープラーニングとは、、、

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ディープラーニング(深層学習)とは、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつです。人工知能(AI)の急速な発展を支える技術であり、その進歩により様々な分野への実用化が進んでいます。近年開発の進んでいる自動運転車においてもカギとなっているのは、ディープラーニングです。停止標識を認識したり、電柱と人間を区別したりするのも、ディープラーニングが可能にしている技術と言えます。

多層構造のニューラルネットワークに大量の画像、テキスト、音声データなどを入力することで、コンピュータのモデルはデータに含まれる特徴を各層で自動的に学習していきます。この構造と学習の手法がディープラーニング特有であり、これによりディープラーニングのモデルは極めて高い精度を誇り、時には人間の認識精度を超えることもあります。

(参考資料:https://jp.mathworks.com/discovery/deep-learning.html

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ディープラーニングを用いて、インフルエンザにかかった患者の画像データを大量を入力して、学習させ、それを内視鏡に組み込んで、判定させます。これにより、判定自体はコンピュータが行ってくれるため、医師は内視鏡を入れる技術のみで、誰でも同じ精度実現することができます。

 

沖山翔CEO自身、救命医として多くの患者と向き合い、その中で、「その病気の専門医であれば救えたかもしれない!!」という経験を幾度となくしてきたそうです。

 

その経験から「論文のオンライン化で医学知識は世界中の医師に共有できるようになったものの、医学技術はまだ共有されていません。AI技術でこの課題を解決し、専門医の熟練技が世界で共有されるような、そんな医療を目指します。」と語っています。

 

いつでも、どこにいても、安心して最先端の医療が実現する時代が、もうすぐそこまで来ており、情報社会は"知識"の共有を飛び越え、"技術"の共有が可能になる時代になってきていることを感じました。

ピンチこそ最大のチャンス!! -小さな酒蔵が起こした奇跡

9月も下旬となり、もうすぐ空きが到来する季節。夏のビールもいいですが、個人的には冬の熱燗も待ち遠しくなってきました。

 

日本酒といっても、こんなにも種類があることをご存知でしょうか。

本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)

吟醸酒(ぎんじょうしゅ)

大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)

純米酒(じゅんまいしゅ)

純米吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)

純米大吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)

特別純米酒(とくべつじゅんまいしゅ)

特別本醸造酒(とくべつほんじょうぞうしゅ)

(参照サイト:http://www.osaketo.jp/blog/sake-type/

 

日本酒は日本各地に酒蔵があり、各々異なる特徴を持っていますが、銘柄が多い分、競争率が高く、生き残りが難しいということです。

 

今では、日本で知らない人がいないほど有名になった、

「獺祭」を製造する「旭酒造(https://www.asahishuzo.ne.jp/)」。

 

会長をつとめる桜井博志氏が、東京工科大学で講演を行い、会社が歩んできた軌跡を語ってくださいました。(http://www.msn.com/ja-jp/news/money/

 獺祭の製造においては、酒づくりを徹底的にデータ化・マニュアル化し、さらに温度管理システムを導入し、冬場の低温下でしか製造できなかった日本酒を年間を通して安定して製造できるようにしただけでなく、大量製造・大量販売という論理を捨て、顧客の幸せを第一に考えるという理念のもと、中間流通を業者を一切使わず、浮いた資金を社員教育や設備投資などに回すことで、品質のさらなる向上に努めています。

 

獺祭は近年、海外のワイン通にも好評で、現在、欧米や中東をはじめ、タイやインドネシア、エジプトなど、世界約20カ国で売られており、その人気が故に新たな課題が浮き彫りになりました。

 それは、原料となる山田錦の不足。山田錦は酒用の原料米として需要が高いにもかかわらず、栽培が難しく、収穫量が安定ぜず、それ故に生産農家も限られているという問題がありました。

 

そこで、銘酒「獺祭」とICTがコラボレーションし、富士通の開発した食・農クラウドAkisai」(アキサイ)を導入し、改善に取り組んでいます。農業生産管理システムと各種センサーを組み合わせて情報を収集し、次年度の栽培にも、その情報を活かし、安定供給を実現化しつつあります。

 

実は、温度管理システムを導入を決めたのも、同時の日本酒づくりの職人が全て辞めたことがきっかけだったようです。

 

「何か新しいことをやろうとすると、必ず向かい風を受ける。でも、向かい風を受けるからこそ、飛行機のように高く高く飛ぶことができる」と聞いたことがあります。

 

西日本豪雨での被災で、当時約70万本が発酵途中だった獺祭のうち、58万本の温度管理が不十分となり、出荷できない状態となりましたが、持ち前のピンチをチャンスに変える力で、漫画「島耕作」シリーズ(弘兼憲史作)に「獺祭」がモチーフの酒が登場する縁で、同作品とのコラボが決定。品質が出荷基準に満たなかった酒のラベルに「島耕作」を描き、「獺祭 島耕作」と名付けて1200円で販売したのだ。

さらにそれを、「獺祭 島耕作」は直営店で完売。1本当たり200円を被災地への義援金に充てたため、岡山、広島、山口、愛媛の4県に総額約11600万円を寄付することにも成功し、地域の復興にも役立てています。

 

「幾度なく来るピンチを乗り越えて、この味がある。。。」と思いにふけながらいただく「獺祭」。皆さまもぜひ、味わってみてはいかがでしょうか。

 

獺祭の蔵元|旭酒造株式会社: http://www.msn.com/ja-jp/news/money/

健康とテクノロジーの融合で全世界を救う!!

北海道胆振東部地震の発生。被災地で問題となるのが、避難所生活での健康被害かと思います。厚生労働省でも東日本大震災を機に、健康に対する対策を提示しています。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/disaster.html

 

グルテンフリー、ケトン体ダイエット、特保など、少し前まではあまり聞かれなかった、「健康」に対する言葉が世の中を飛び交っており、男性でも化粧水を使うことが当たり前など、老若男女と世代を問わず「健康や美容」に気遣う時代となってきています。

どんな人間であっても、不健康になりたいと願う人間はおらず、さまざまな発技術革新やサービス提供が存在する世の中となり、私たちの生活に余裕ができてきたからこそ、「健康」を意識できるようになってきたのではないでしょうか。

「健康」といっても、内臓だけではありません。肩こり、腰痛など身体の痛みについても、ケアが必要となります。こちらに関しては、おおよそ整体やマッサージなど、外部からのケアに徹する部分が多いかと思います。

不健康な状態で仕事をして、「うまくいかない。。。」、「仕事がはかどらない。。。」という経験をされたことがある方がほとんどなのではないでしょうか。

この部分を事業内容として取り入れ、経験理念として「全人類が生き生きと暮らし社会に貢献できる世界をつくる」を掲げて、実績をあげている企業を見つけました。社員の生産性向上を目的とした肩こり・腰痛対策アプリ「ポケットセラピスト」を提供している「株式会社バックテック(https://www.backtech.co.jp/)」さんです。

CEOの福谷直人さんはある記事で、

ご自身が理学療法士として働く中で、医療現場の非効率さや、もっとこうすれば患者さんの健康を支えることができるのにという課題感を痛感し、目の前の患者さんだけではなくて、「事業を起こして社会全体を変えていく」という選択をしたことが、起業された理由となったようです。https://www.wantedly.com/companies/backtech/employee_interviews/65534

実際にバックテックが現在取り組んでいるのは、働く人々のカラダの痛み、特に腰痛に伴う課題を最新のテクノロジーの力を利用して解決することであり、その先に社会全体の生産性の向上があると考えています。結果としては、数字を見ても明白で、多くの喜びの声も上がっています。(https://pocket-therapist.jp/

「健康」というキーワード、特に「肩こり、腰痛」については、国境はなく、世界中に悩んでいる人が数多くいます。世界中を通じてニーズがあることは間違いなく、CEOの福谷直人さんご自身が理学療法士として培った経験をもとに作成されているのであれば、利用者の安心感や現場の声も漏れなく機能に反映され、より良い機能となるのではないでしょうか。

近年では、JR東日本スタートアップ株式会社“初”出資案件としても選ばれており、今後に注目が集まりそうです。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000034286.html

北海道胆振東部地震から学ぶ災害対策とは!?

96日 午前38分、「平成30北海道胆振東部地震」が発生しました。北海道の全ての火力発電、電子力発電が停止したため、道内全戸で停電が発生し、復旧の目途は経っていない状況です。被災されている皆さまに、こころよりお見舞い申し上げます。

 

インターネットが普及し、どこからでもリアルタイムな情報を入手できるよう担った反面、インターネット上では情報に溢れ、全て正しい情報でないことも事実です。この度のニュースでも、「SNS上で6時間後に断水するなどと事実とは異なる情報が出回っている」など、誤った情報の拡散によって、混乱を招いたケースが発生していました。

 

災害発生時に最も重要視されるのは、瞬時に状況を把握するスピードも大切ですが、誤った情報をとって混乱していては、かえって危険な方向に進んでしまいます。だからこそ、災害時に備えて情報の取得先を準備しておくことも災害対策として大切なことではないでしょうか。

 

日本で災害情報について特化し、安心して情報を受け取れる起業はないかと思い、調べたところ日本で唯一の危機管理情報の収集・配信サービス企業である

「株式会社レスキューナウ(https://www.rescuenow.co.jp/)」

という企業を見つけました。

 

交通、ライフライン、気象から、安否確認、レスキューマップまで、災害時に必要な情報を本サイトだけで全て網羅できます。

 

日本で唯一の企業であることから、永く続いている企業と思っていましたが、なんと設立が2000年とまだ若く、災害分野において、スタートアップ企業であることが分かりました。まだまだ発展途上で次々と新サービスを提供しており、災害時において、なくてはならない企業になるのではないでしょうか。

 

地震、台風と自然災害大国と言われる日本において、日本に住む以上、いつ、どこで災害発生するか分からない、かつ現在の技術では発生を防ぐことも、地震においては予測すること困難な状況下において、正確な情報がどれほど私達に安心感を与えるくれるかは、計り知れません。

 

自然災害大国を言われるからこそ、地震予知等の技術においても、一刻も早く進歩し、日本のみならず、世界中の人々が安心して生活できる時代が訪れることを期待しています。

日本最大のレシピ動画サービスを展開する若手実業家

動画配信サイトAmazon prime video(https://www.amazon.co.jp/Prime-Video)の「CAFE SURVIVE」にて、サッカー日本代表本田圭佑さんと対談し、2017年、Forbesによる「アジアを代表する30才未満の30人(https://www.forbes.com/30-under-30-asia/2018)」にも選出された、若手起業家の堀江祐介さんを取り上げていきます。

 

堀江祐介さんの手がける「株式会社dely(https://www.dely.jp/)」は、2016年2月よりレシピ動画サービス「クラシル」を運営しており、2017年8月にはレシピ動画本数が世界一に、2017年12月にはアプリが1000万DLを超えるなど、日本最大のレシピ動画サービスを展開し、当初の従業員が3〜4名のところから1年で100名規模にするなど、とてつもない規模で成長しています。

 

特に堀江祐介さんの分析能力は、堀江祐介さんが目標とする本田圭佑さんにも一目置かれ、時代の流れとして、リッチコンテンツ化(動画や音声などを利用した情報提供の総称)の動きがあることを察知し、長く閲覧される動画として、流行り廃りのない「食」を選択、実際に検索、閲覧するユーザーがどんなニーズを求めてサイトを検索し、どういった動画が、ユーザーに喜ばれるのかを一番に考えるなど、現代のニーズにあった動画サイトを配信しています。

 

どんなにスタイリッシュでカッコいいものであっても、実際に使うユーザーが難しい、めんどくさいと感じてしまえば、わざわざ使い方を調べるよりも違うものに移行してしまう時代となり、それが無料コンテンツであれば、尚更なことだと感じます。

 

自分が「やりたいこと」ではなく、世の中から「求められているもの」にフォーカスを当てることが、情報社会にとって、最も重要なことだと思いました。私自身、もっともっと情報を集めるのと、並行してたくさんの経験を通じて、視野を広げていく必要性を感じました。

"もの"に新たな価値を -人の想いを価値に変える仕事

以前取り上げた「株式会社WORLD(https://world-company.jp/)」の記事で、ワークライフバランスについて取り上げました。


仕事を通じて、「どんなライフスタイルを送りたいか?」について考え、いろいろ調べていたところ、ライフスタイルに関するウェブメディア「70seeds」を運営する、

「株式会社am.(http://am-inc.co.jp/)」

というスタートアップ企業を見つけました。


「株式会社am.」は、人、もの、コトを編み合わせて新しい価値を生み出す、「新しい編集」の会社であり、事業内容として、
・“ハートに火をつける”をコンセプトにしたウェブメディア「70seeds」
・“ストーリーを買える”セレクトショップ「70seeds STORE」
・ストーリーをつくる協創パートナー「Story Design」
の3つの柱で構成されています。

 

2015年から立ち上げた70seedsは、その商品が完成するまでのエピソードや、作成者の商品にかける想いをウェブメディアを通じて世界中の人々に伝え、さまざまな商品のPRをしています。どんなに良いものであっても、誰かの目に届き、実際に手にして初めて分かるものは世の中にたくさんあると思います。

ただ、普通に商品をインターネット上に載せても数多ある記事の中からそれを見つけ出すのは難しい。だからこそ、どんな商品にも必ずあるエピソードを、その商品のPRとして紹介し、商品に想いを載せることで、ただの”もの”としてだけではなく、”人の想いを付加したもの”として、新たな価値を付加して提供することができます。

 

物があふれ、インターネットという無機質なものが生活の多くを占める現代だからこそ、人の想いを大切にする記事は多くの人の目に止まり、その想いに共感した商品を購入したいと思う人が多くいると思います。

70seeds -次の70年に何を残す?−
私も私達の次の世代に何を残すのかを、少し考えてみたいと思います。


お問い合わせ:
「70seeds」 https://www.70seeds.jp/
「70seeds STORE」 https://store.70seeds.jp/about