IT業界をしらべてみたら♪

情報系の大学を卒業し、IT業界に飛び込んだものの、まだまだ知らないことが多い点も多く。。。 自分の勉強のために、IT業界のことについて調べたことを備忘録代わりに綴っていきます!!!

東京から世界へ -災害をチャンスにクリーンエネルギーを実現!!

東日本大震災から、7年。

東北はもちろん、東京の中心地、丸の内や日本橋でも帰宅難民で溢れていたことを、今でも鮮明に覚えています。

東日本大震災津波により壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市で、倒壊せずに津波の高さを伝えてきたガソリンスタンドの看板が撤去されたというニュース(https://mainichi.jp/articles/20180731/k00/00e/040/228000c)を見て、当時のことを思い出すとともに、この度西日本の大豪雨を見ても分かるように、自然の強大さを痛感しました。

 

そんな、自然の強大さを「被害」という形だけでなく、「プラスに捉える」ことはできないか!?と立ち上がり、近年の電力エネルギー問題に大きな変革をもたらそうとしているスタートアップ企業があります。

風力発電イノベーションを起こし、全人類に安心安全な電力を供給する」をビジョンに掲げ、事業内容として世界で初めて台風の様な強風下でも発電し続けられる風力発電機を独自に開発している「株式会社チャレナジーhttps://challenergy.com/)」という会社を紹介していきます。

 

皆さんは「マグナス効果」という言葉をご存知でしょうか。

 

マグナス効果とは、
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気流や水流の中に置かれた円柱や球に回転を与えると、その流れに対して垂直方向の揚力が働く現象。野球やサッカー、テニスなどボールに回転を加えて軌道を変化させることを想像すると分りやすい。
https://www.autodesk.co.jp/redshift/challenergy/
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この効果を利用し、台風の力を存分に利用できるようにしたのが、代表取締役CEOの清水敦史氏が考案した「垂直軸マグナス方式」の風力発電機です。

風力発電機は、通常、強風の場合にはプロペラを止めて発電できなくしてしまいます。風力が強すぎると、破損や倒壊の恐れがあり、動かせないからです。

「垂直軸マグナス方式」の風力発電機の最大の強みは、風速70m/sまで耐えることができる頑丈さにあります。これにより、台風であっても稼働することが可能であり、むしろ台風の強大なエネルギーを利用する事が可能となります

台風のエネルギーは日本の1年分の電力エネルギーに匹敵すると言われています。これを実現し、台数を増やすことで、記事の最初に述べた東日本大震災で大きな問題となった原子力発電の代替エネルギーとして大きく役立つのではないでしょうか。

 

また、清水敦史氏は、
「世界に目を向けると、新興国を中心に約13億の人々が、まだ電気のない生活をしています。 毎年のように台風が訪れるフィリピンなど新興国の無電化地域を電化していくことを目指しています。」
と語っており、

日本だけに留まらず、エネルギー供給の難しい、発展途上国の多くの地域にも活躍の場を広げようとしています。

 

実際に東日本大震災を経験し、原発事故を目の当たりにしたからこそ、その経験を「風力発電イノベーションを起こし、 全人類に安心安全な電気を供給する」という決意に変え、実際の行動に移したからこそ、今の「株式会社チャレナジー」は存在します。

「捉え方一つでチャンスにも変えることができる」ということを学び、人との出会いや一つ一つの経験をもっともっと大切にしていこうと思いました。