IT業界をしらべてみたら♪

情報系の大学を卒業し、IT業界に飛び込んだものの、まだまだ知らないことが多い点も多く。。。 自分の勉強のために、IT業界のことについて調べたことを備忘録代わりに綴っていきます!!!

「人間 vs AI」 -ギャンブルの世界での戦い

遂にギャンブルにもAI技術を取り入れる時代がやってきました。かつて堀江貴文氏も大学時代に競馬にはまり、的中予想プログラムを作成したと聞いたことがあります。

 

競馬を予想して勝つためには、以下の6つの要素を多角的に分析することが必要となります。

・血統

・調教タイム

・スピード指数

・過去のレース映像

・レースペース

・馬場状態

(参考:https://www.doragon-keiba.com/the-most-important

 

要素だけでもたくさんありますが、競馬の予想法はインターネットで調べても分かる通り、予想方法もたくさん存在しています。しかしながら、その方法で勝率をあげることはできても、毎年デビューや引退をする馬がいることも考えると、勝率を100%にすることは難しいと言えます。だからこそ、当てたときの快感は格別で、今なお、老若男女問わず愛されて続けているのだと思います。

 

そんな競馬をAIで予想できないかと考え、株式会社GAUSShttps://gauss-ai.jp)がAI技術を駆使し、競馬の結果を予測するAISIVA」を開発しました。CEOの宇都宮網紀さんは、会社員時代にAI開発をしたくなったことがきっかけで、自身は全く競馬に興味がなかったものの、両親が競馬ファンだったところから、本アプリを開発したと言います。

 

本アプリでは、各馬の戦歴やコースの種類や距離、といった各要素に重み付けを行いディープラーニングを用いて作成しており、20172月にアプリをリリース以来、

単勝1着を当てる)の的中率: 約50

複勝3着以内の馬を当てる)の的中率:約80

・回収率(購入した馬券の金額に対する払戻金の割合)は130%程度

(参考:http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1805/11/news055.html

となっており、スマートフォンアプリとして無料公開していることから、利用者も28,000人となっており、かなり注目度の高いアプリとなっています。

 

株式会社GAUSSでは、SIVA以外にも画像および自然言語AI活用して解析し、類似の商品画像から自動的に最適なタグ抽出、付与するパッケージ「ファッションEC ささげ」も2018年から提供しており、こちらのアプリもかなりの期待が寄せられています。

また、201712月には、当初の資本金100万から、1,7億円の増資に成功し、異例のペースで拡大を続けています。

 

CEOの宇都宮網紀さんは、「for us!! 私たちの選択が本当に世の中(みんな)のためとなるのか」という経営理念を掲げ、AIのスタートアップ企業として、ここで留まることなく、未来に向けて前進し続けています。

 

人の脳による分析とAIによる分析。AIも的中率が100%ではなく、見ている要素も限られていることから、人の脳による分析が勝つ可能性も多分にあります。

「人間 vs AI」というSF映画をワクワクしながら幼少期に見ていましたが、それがまさに実現しつつあります。競馬に勝つこともさることながら、AIに勝つという要素もまた、ギャンブル業界を盛り上げる一つの要因になるのかもしれません。

 

AI人工知能)競馬予想「SIVA」:http://siva-ai.com/#/