「観光×AI」-観光産業を盛り上げるAIの誕生
2018年10月1日より、日本の観光の名所"京都"では、宿泊税制度が施行されます。
(参考:http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000236942.html)
10,000円で200円ほどの税金が宿泊者にかかるようになるそうです。この制度ができても観光客が見込める京都の素晴らしさは、これから紅葉の季節にかけて、もっともっと増してくるのだと思います。
AIの力で日本の十八番とも言える産業である、「観光業」を盛り上げようとチャレンジしている企業を発見しました。
観光の名所「京都」のお膝元で産声をあげた、株式会社FKAIR(https://www.fkair.jp/)は、AI技術の一つであるチャットボットを用いて、外国人観光客をターゲットとした「Kyoto Guide ENA」を開発、運用しています。
ボットと聞くと、コンピュータウイルスを連想される方も多いと思いますが、そもそもボットとは、、、
-----------------
「ロボット」の略称で、もともと人間がコンピュータを操作して行っていたような処理を、人間に代わって自動的に実行するプログラムのこと。
(参照:http://e-words.jp/w/%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88.html)
-----------------
であり、ボット自体はとても便利な機能です。
人間同士が会話するチャットに対して、そこにボットを組み合わせることことによって作成された「チャットボット」は、一方は人工知能を組み込んだコンピュータが人間に代わって対話することが可能となります。
また近年では、急速な人工知能の発展と自然言語処理技術が実用的なレベルになってきたこともあり、実用性が格段に向上することが期待されています。
Kyoto Guide ENAでは、京都に観光に来た外国観光客が自身のスマートフォンにアプリをダウンロードすることによって、京都の観光名所から、お土産屋さん情報、そこまでの道順、気象情報まで、対話形式でチャットのような形で返答が返ってきます。
現在は手入力のみですが、音声認識についても拡充していくとのことで、さらなる利便性の向上が期待されます。
そして、このシステムを導入する一番の狙いは、アプリ利用者の行動分析が可能であり、各施設の混雑状況を時間帯でデータで蓄積、分析することで、よりスムーズに観光ができるようにアシストできるようになるとのことです。
すでに京都府南丹広域振興局と連携し、実証実験にも踏み込んでおり、今後の"観光×AI”が活躍の場を大いに広げてくれることは間違いないでしょう。