ターミネーターの世界まで、あと30年!?
先日、記事として取り上げた「BizteX株式会社さん(https://www.biztex.co.jp/)」のページの中で、シンギュラリティ(技術的特異点)というワードに惹かれ、調べてみるととても面白かったので、今回は、シンギュラリティについて取り上げていきます。
まず、シンギュラリティとは、、、
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人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点(技術的特異点)。または、それがもたらす世界の変化のことをいう。米国の未来学者レイ・カーツワイルが、2005年に出した“The Singularity Is Near"(邦題『ポスト・ヒューマン誕生』)でその概念を提唱し、徐々に知られるようになった。カーツワイルは本書で、2045年にシンギュラリティが到来する、と予言すると共に、AIは人類に豊かな未来をもたらしてくれる、という楽観的な見方を提示している。
(シンギュラリティ(しんぎゅらりてぃ)とは - コトバンク https://kotobank.jp/word/シンギュラリティ-1737937)
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「人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点」について、カールワイルによると、
・人間の脳の機能をスキャンできる
・ヴァーチャル・リアリティ(仮想現実)が現実と変わらない水準となる
・人工知能が人間の知能を超える
などがあると言っています。(“The Singularity Is Near"(邦題『ポスト・ヒューマン誕生』))
人工知能(AI)が人間の知能を超えた場合、AIはAI自身でより高性能なAIを作っていく言われており、人間の手を加えなくとも技術が自動的に発達することで、これまで以上に急速な技術革新が起こることは容易に想像できます。
映画「ターミネーター」のようなSF映画を思い出させるような話ですが、実際にGoogleはロボット開発会社を次々と買収し、2014年には、イギリスの人工知能開発会社「ディープマインド」の買収もしています。
これを見るとGoogleは本気で人工知能(AI)の開発に乗り出しており、私たちの知らないところで、2045年に向けて着実に、そして急速に歩みを進めていることが感じられます。
人工知能(AI)の話をする上で、必ずと言って良いほど、話題になるのが、雇用の問題です。
2015年12月に野村総合研究所はオックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士共同研究により、「10~20年後、国内の労働人口の約49%がAIやロボットで代替可能になる」と発表しており、国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算し、一般事務・配送・清掃・警備・運転・製造業務などの約100種は代替可能性がきわめて高いと指摘しています。
(日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に (https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx))
技術は使い方によって、私たちの暮らしを劇的に良くすることもあれば、残念なことに、悪意をもって利用すれば、凶器にもなり得ます。1人1人のモラルがより重要な社会になってくるのと同時に、急速に技術が発展する中で、「その技術のどこに価値を見出し、利用者に提供するか」そして、「考えたことをいかに早く形にするか」といったことが、より重要になってくる時代になるのではないでしょうか。